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試験的なイラストぶろぐ
試験的な何か。のイラスト、漫画専用ブログです。 知り合いからお前のHPは絵の感想が書きづらい。 と言われ、ブログ形式に移行。

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対魔征伐係.217「突破⑤」


「どれだけ深くまであるんだ・・・」
思わず愚痴を漏らす真司。
閑流、葵と分かれてから階段を降り始めて数階相当は降りていた。
時間がいよいよ迫っている中、少しの時間も惜しく感じる。
「だけど・・・そろそろだと思うわよ?感じるでしょ、徐々に強くなってるこの気配」
「・・・まぁ・・・確かになぁ・・・降りれば降りるほど嫌な気分になってくるぜ」
郁に言われて改めて認識する。
階段を降りた分だけ、胸焼けしたような、何とも言えない気分が悪くなる感じが濃厚になっていく。
身体の周りに気分を害するガスでも撒かれている様な気分だった。
「・・・ん?あそこか・・・」
しばらく降りていくとまた目の前に先ほど見たような入り口を見つける。
今回もまた警戒しつつ入り口を通り、またしても広大な空間へと足を踏み入れる三人。


「・・・またこんな馬鹿広い空間か・・・」
「・・・けど、さっきみたいなのは居ないわね・・・」
真司と真妃は先ほどと同じような薄暗く広い空間を見回しながら呟いた。
今度の部屋は先ほどとは違い、巨大な式神が待っているようなことはなかった。
だが・・・
「・・・警察、対魔師、式神使いと来て・・・次はどんな職種の人間なのかね」
思わず苦笑しながら言葉を漏らす真司。
三人の目の前にはやはり向こう側に見える出口を塞ぐようにして大勢の人影があった。
ずらっと並んでいる男達からは妖怪や天護の気配は感じない。
通常の人間ともまた少し違った違和感を覚えるが、人間であることはほぼ間違いのないことだった。
ただ・・・大きな違和感があるとすれば、それは男達の見た目である。
「・・・どうにもフツーの人間には見えないけどね」
真妃の言葉どおり、彼らは誰から見てもおかしいと思う点があった。
ひとつがその服装である。
二十は居るであろう男達は皆そろいの服を着ている。
それは病院などで入院患者が着る質素なパジャマのような服だった。
どう見ても部屋着にしか見えない服で彼らはここに居るのだ。
二つ目は彼らの気配、雰囲気、表情である。
皆一様にしてその表情からは覇気が感じられない。
雪菜が相手をしているであろう退魔師のように無表情、冷静とは違う、無機質と言った言葉が似合いそうな表情だった。
その雰囲気からしてもやる気、戦おうと言うような気配も感じられない。
生きる屍と言う表現が当てはまるような男達だったのだ。


「・・・まぁ・・・邪魔するようなら遠慮はしないけどね」
言いつつ真妃は両足のホルダーから二丁の拳銃を素早く抜くと、目の前の隊列、その中央付近に居た男の足目掛けて躊躇無く発砲する。
銃声と共に、男の身体は横へ移動した。
「・・・!?」
真妃は予想していた光景とは違った現実に驚きを隠せない。
膝を着き、倒れることはなく、男は横へと移動したのだ。
その両足に銃弾が当った形跡はなく、何の問題もない様子だ。
そう、男は銃弾を避けたのだ。
「・・・師匠、あいつら・・・」
「・・・そうね、恐らくは・・・紅蓮の眼ね」
真司は男達から感じていた違和感の正体を先ほどの行動で決定付けた。
「ちょ、待ってよ・・・?確か郁の眼って血族だけが持つ力じゃなかったの!?」
予想外の言葉に思わず郁に詰め寄る真妃。
「・・・その筈、だけど・・・目の前に居る彼らは恐らく・・・全員が紅蓮の眼の所持者ね」
男達は例外なくその目を紅く染めていた。
無機質な顔にその紅い眼はより目立っていたのだった。
「・・・こんなワケのわからない状況だって言うのに、冷静なんだな・・・」
流石は師匠と言いたげな真司に郁は答える。
「・・・甚平が黒幕だと知ったとき・・・遥香の眼の力を解放させたのは甚平だと確信したわ・・・
その目的は計画の妨げになるであろう私を遥香と争わせ、亡き者にしようとした・・・そう思っていたけど・・・」
「・・・けど・・・?」
真司と真妃も郁と同意見だったのか、その続きには全く心当たりがない様子だった。
「・・・本当の目的は彼らを見て分かったわ、甚平は紅蓮の眼を複製、そしてその素質を持たない人間に与える研究をしていたのね」
「・・・」
郁の意見に思わず頷くことも出来なくなってしまう。
「・・・きっと遥香は・・・」
その先の言葉は郁の口から語られることは無かったが、二人には想像が出来た。
遥香の持つ紅蓮の眼。
その研究をするということは、人体実験、人体研究をするということである。
一体遥香の力を開花させる時、そして遥香の紅蓮の眼の仕組みを研究する時に何をされていたのか分かったものではない。
それは姉妹である郁にとっては口にするのも憚れる様なことであっても不思議ではないのである。


「・・・そんなわけだから・・・ここは私に任せて頂戴」
郁は何時もの調子で笑顔で二人に頼んできた。
「ちょっと、待ってくれよ・・・幾ら何でも・・・」
「彼らが紅蓮の眼を得ようと望んでああなったのか、無理矢理だったのかは定かではないけど・・・今の彼らを見て」
「・・・生ける屍ね」
真司の言葉途中に郁が割って入る。
「・・・恐らくは、アレが甚平の完成形よ」
「・・・おいおい、どう見てもアレが成功しているとは言えないだろ・・・?」
郁の予想外の言葉に異論を唱える真司。
目の前の男達は真妃の言ったとおり、生ける屍であり、とても成功したとは思えない惨状だった。
「・・・甚平が欲しかったのは紅蓮の眼と言う強力な力を持った、自分の言うことだけを何でも素直に聞く存在だったのよ」
「・・・それで、全員があんな状態だって言うのか・・・」
真司の言うとおり、もしも彼らが失敗していたとするならば腑に落ちない箇所があった。
全員がしっかりと紅蓮の眼は所持しており、それでいて全員が全く同じく自我を殆ど持っていないということである。
失敗と言うにはもっと様々な症状が個々に出ていてもおかしくは無い筈のところをそのような様子は一切ない。
「・・・けど、任せるって言ってもね・・・さっきの式神と違って簡単に振り切れそうにはないけど・・・」
真妃の言うとおり、紅蓮の眼所持者である彼らが簡単に二人を通すとは思えなかった。
だが・・・
「・・・!?」
そんな会話が聞こえたのか、男達は静かに出口へと続く道を空けたのだった。
「・・・こいつら・・・初めから・・・」
真司はここで甚平の狙いを察した。
「・・・彼らがこうなってしまったのは遥香、そして私の所為・・・彼らには私がケジメをつける・・・甚平は最初からそれを見越していたわけね」
郁は軽い溜息をつく。
「待ってくれって!あいつらが全員紅蓮の眼を持ってたとしたら・・・単純に数の勝負・・・」
「何言ってるの、別に眼の力での優位性が無くったって私なら五分で片付けられるわ」
何処から湧いてくるのか謎の自信で言い切る郁。
「真司、行くわよ」
「・・・・・・あぁ」
真妃に先導され、真司も開かれた出口への道を走り抜けて行く。
やはり男達は黙って二人をやり過ごすだけだった。
男達の目的はあくまでも甚平にとって、最も邪魔な存在と言える朝比奈郁の命だったのだ。
「・・・さて・・・これで心置きなく始められるかしら・・・?」
二人が部屋を出たことを確認すると郁が呟く。
男達もそれに呼応するかのように一斉に郁へと向き直り身構える。
全員素手であり、武器を隠し持っているようにも見えない。
眼の力が五分である以上、純粋に人として、二十数人対郁一人の戦いとなったのだった。


・・・・・・


真司と真妃が部屋を出てから五分後。
「・・・三人目・・・っと・・・」
男が地面へと崩れ落ちる。
「・・・!っとと・・・」
その瞬間、周りの男達の攻撃を避けるように大きく後退する郁。
「参ったわね・・・筋力増強に痛覚までないんじゃ・・・五分過ぎちゃったじゃない」
まさに四面楚歌の状態で三人も倒した郁だったが・・・
既にその疲労、特に全方位に気を配って無くてはならない所為で、精神的疲労はかなりのものになっていた。
オマケに相手の男達は人間に出せる限界の筋力を無理矢理出されており、痛覚まで排除されていた。
まさに、戦うためだけに身体を弄られた結果の産物だった。
まだ、目の前には無傷の男達が相変わらず二十以上は居る。
「前言撤回・・・出来るだけの人数を楽にしてあげるってことで・・・勘弁して欲しいわ・・・」
笑顔で呟く郁の心には既にここから生きて出られるという自信はなかった。
「随分と情けないわね」
「・・・っ!?」
郁は背後から突如掛けられた声に珍しく驚きの表情を露にする。
「こんなまがい物達に言いようにされてるなんて・・・妹として恥ずかしいわ」
「は・・・遥香・・・!?」
郁の視線の先には呆れた様子の遥香が郁の元へと歩み寄ってきていた。
「ど、どうしてここへ・・・」
「・・・高嶺家へ行ったら甚平が居なくてね・・・いい機会だと思って色々調べさせてもらったのよ。
そしたらまぁ、色々と次から次から新しい事実が判明しちゃって・・・ここへは甚平を殴るために来ただけ」
遥香の口ぶりからすると高嶺家で全ての真相を知った様子だった。
恐らくは自分が利用されていたと言うことも知り、そのお返しに来たのだろう。
「そしたら道中で姉さんがこんなまがい物相手に弱音吐いてたから・・・見てられなくてね」
「・・・遥香、貴方・・・」
大きく溜息を吐く遥香。
「さっさと片付けて甚平のところへ行くんでしょ?」
「・・・え?あ、えぇ、そうね・・・」
言いつつ構える遥香。
呆然としつつも何とか我に返り、郁も再び男達に対峙する。
「言っとくけど・・・私の足、引っ張らないでよね」
「ふふ・・・そうね、努力するわ」


1p655.jpg


長い月日を経て、二人は背中を預けて戦うこととなった。
郁は先ほどまでの精神的疲労も何処吹く風で、郁と遥香の姉妹とその遥香から紅蓮の眼を与えられた男達との戦いが始まった。


神卸し完了まで後おおよそ一時間。





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Author:シンヤ(nanpP
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・えろい。
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